【猿島わかめが世界を救う!?】ブルーカーボンクエストツアーを開催しました!【海の博物館2022】

たいよう

※本イベントは、2023年1月9日をもって終了いたしました。

みなさんは「ブルーカーボン生態系」を知っていますか??
・・・二酸化炭素を海中で吸収するワカメや藻類のことです!

実は近年、このブルーカーボン生態系が地球温暖化防止の切り札として注目されているのです。

ということで!猿島を〝挑戦のフィールド〟に、「ブルーカーボンクエスト」と題したプロジェクトが始動。
2023年1月9日(月祝)には、ブルーカーボンをテーマにしたモニターツアーを開催しました!

それではツアー当日の様子をリポートしていきたいと思いますっ!


今回のクエスト達成に必要なことは2つ!

Ⅰ 本当に猿島近海で二酸化炭素が吸収されているの?その目で確かめてみたい!
Ⅱ 未来を担う高校生・大学生にブルーカーボンを知ってほしい!

今回のツアーではたくさんの若者たちが参加、実際に目で見て体験して「ブルーカーボン」を体感するツアーとなりました!

 

序章 冒険のはじまり

クエスト達成のために三笠ターミナルには、40名を超える参加者が集結。
さぁそれでは冒険へ出発!といきたいところですが、ここで忘れ物をしていたことが発覚!!

・・・それは、知識です。
今回のテーマ「ブルーカーボン」について知識が全くない。これじゃあクエスト達成なんて。
不安を感じる参加者たちの前に、1人の小学生が登場しました。

瀬之上綾音(あやね)さんです。

「第2回海洋インフォグラフィックコンテスト」でブルーカーボンについて解説して、最優秀賞を受賞した小学2年生の瀬之上さん。
ワカメをはじめ海藻類が二酸化炭素を吸収する仕組みを、イラストを用いてわかりやすくプレゼンしてくれました。

「な、なるほど。海中の藻類が二酸化炭素を吸収できるんだ!」

さらに、海上・港湾・航空技術研究所(通称:港空研)の桑江朝比呂 (ともひろ)先生にも解説していただき、ブルーカーボンへの理解を深めることができました。(ブルーカーボンについて詳しくはこちら

これならきっと大丈夫── 。
後悔のない、航海ができるはず・・・


さぁ挑戦のフィールド無人島・猿島に向けて出航です。

 

第1章 海の底のぞいてみた

まずは船から猿島周辺の海を調査。


(↑ドローンを飛ばして、猿島近海を調査しています)

海中で二酸化炭素濃度を測定してみました。すると、他の場所よりも濃度が低いことを発見!
「海藻が二酸化炭素を吸収している」と自分の目で確認することができました!

なぜこんな結果が出たのか・・・
実は、猿島近海には猿島わかめ「さるひめ」が育ている養殖エリアがあったのです!
漁師・譲原亮(ゆずりはら りょう)さんにご協力いただき、収穫作業も見学させていただきました。

海流が速く、横須賀の山々から流れる栄養豊富な水で育てられるため、より一層美味しくなるそう。
特に、早どれの猿島わかめを「さるひめ」と呼ばれています。

最初は10cmくらいの長さだったのが、1か月ほどで約1mまで成長!
そんな「さるひめ」を漁師さんから船上で渡される、というめったにない体験に、興奮はマックスに!!

あ、そういえば!僕の小学生の頃を回想(海藻)してみると・・・
漁師のみなさんにお手伝いいただき「猿島わかめ」の養殖体験をしたことがありました(今から10年前・・・懐かしい)。

それがこの写真!わかめの成長のスピードに驚いたことを、今でもはっきり覚えています。
わかめに負けないスピードで頑張って僕も成長していきます(笑)

 

第2章 SDGsって一体なんだい?

そしていよいよ!猿島へと上陸。「猿島SDGs」を学ぶガイドツアーに参加しました。

SDGs」とは世界の人々が豊かに暮らし続けられるように、2030年までに達成したい17の目標のこと!
ブルーカーボンもこの目標達成のための取り組みのひとつですが、猿島にはこれ以外にもたくさんの工夫があるのです!

猿島の地図を片手に、今度は島内の冒険へと出発。

 


大切な自然や歴史を未来に残し続けていくためにさまざまな工夫が施されていることを知りました。

 

第3章 腹が減っては冒険はできぬ

「いやぁ冒険ってやっぱろワクワクするなぁ」
ツアーを終えて、みんなと話しているとお腹の音が「グッ〜」と。

腹が減っては冒険は続けられません!ここで昼食タイム・・・グッ〜ドアイデアですね(笑)
今回のクエストでは、先ほど採ったわかめを使った料理に挑戦をしました。

まずは、採れたて新鮮な「さるひめ」を使ったしゃぶしゃぶ
「わかめをしゃぶしゃぶに!?」初めての体験でしたが、これがめっっっちゃ美味しいんです!

採れたてのわかめは歯ごたえがあり、磯の香りが堪らない。これは感動案件・・・しっかり噛み締めました(笑)

こんな感じでお湯に入れると色が変化しました!

 

続いて、めはり寿司


いつものめはり寿司をアレンジして、わかめご飯をわかめでくるんでいただきました(わかめinわかめ)
かぶりつくと、わかめの弾力がすごいことを発見!

そして、ラストは猿麺


猿島わかめが練り込まれた麺に、わかめのトッピング!猿島わかめ尽くしの贅沢な一品です。

弾力のある麺にわかめの風味、あっさりとしたスープ、そして歯応えバツグン。
猿島でしか味わえない唯一無二のラーメンでした!
実はこの猿麺、三笠ターミナル1階でも販売しています。ぜひみなさんも「猿島わかめ」体感してみてくださいね!

たくさんの笑顔あふれる無人島ランチになりました!!

 

終章 ついにこの時が・・・

猿島わかめを使ったランチが終わると、クエスト達成の知らせが!
そう、先述したクエスト達成に必要な2つのことを見事にクリアすることができたのです。

ブルーカーボン」と最初に聞いた時、難しい専門用語のように聞こえました。
しかし、ツアーを通して自分の確かめて、発見して、食べてみると、意外と「身近なもの」だと思いました!

地球は「青い惑星」と呼ばれるほど、海が大きい。
そう考えると、ブルーカーボン生態系が世界を救う!?かもしれない・・・猿島で強く実感することができました。

これからも猿島は〝挑戦のフィールド〟として、楽しんで、学んで、自然環境や歴史遺産を守っていきたい!
今後も新たなチャレンジをしていきます!

(未来につづく)

 

●無人島・猿島についてはこちら

●「猿島ブルーカーボンクエスト」についてこちら

●アフタームービーはこちら

この記事を書いた人

ジモトから大学生が発信!

たいよう

生まれも育ちも横須賀で、現在トライアングルでPR担当インターン中の大学生。
かつて横須賀の観光名所パンフレットを大量に集め、親に怒られた経験を持つ猛者。
コロナ禍になってからランニングを始めて思うのは〝マボチョク〟から眺める猿島は最高!ということ。いつか自転車で日本一周!の野望も。
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