※本イベントは2024年11月9日・10日に終了しました。

横須賀市走水にあり、東京ドーム14個分ほどの広大な敷地を誇る「防衛大学校」。
将来の自衛隊のリーダー（幹部自衛官）を育成する日本で唯一の大学教育機関です。

ちなみに、地元の方たちは略して〝防大（ぼうだい）〟と呼んでいます！
横須賀の街を歩くと制服姿の防大生を見かけたり、街なかのお店にも「防大割」があったりと大学の存在を知っている方も多いのでは？

普段は防大生以外なかなか入ることのできないキャンパス。
そんな防大の門が開く特別な日があるんです。
・・・それが、11月9日（土）・10日（日）に開催される「防衛大学校開校記念祭」です！

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防大は今、臨戦体制！？総勢300人の激しい攻防戦「棒倒し」

今年で72回目を迎える「開校記念祭」。
このメインイベントと言っても過言ではないのが〝棒倒し〟です。

制限時間は2分。1チーム150名、攻撃と防御に分かれて相手のチームの棒を30度倒した方が勝利というルール。

学生たちは普段から「第一大隊」から「第四大隊」まで4つの大隊に分かれて生活をしていますが、この棒倒しは大隊対抗戦。
1つの大隊が約400人が所属していますが、その中の150人の精鋭が競技に参加します！

当日に向けて動き出すのは、前年の開校祭直後。
大隊ごとにさまざまな戦略や戦術が受け継がれていて、1年がかりで練っていきます。

練習が本格化するのは、1ヶ月前。
当日に向けて最終調整をするのはもちろん、相手チームの偵察や情報収集して研究をする人も出てきます。
防大はまさに今、臨戦体制に入っているのです！

目の前で繰り広げられる、150人vs150人の激しい攻防戦は息をのむほどに圧巻！
「ソイヤ！」「わっしょい！」など、大隊ごとに決められた力強い掛け声が会場全体に響き渡ります。
毎年救急車も待機するほどの激しい攻防戦となるため、実はラグビー部やアメフト部、空手部、ボクシング部の学生は後方支援のみ許されているそう。

昨年、一昨年と優勝に輝いたのは「第二大隊」。
果たして悲願の3連覇となるか、それとも他大隊が王座奪還となるか！？見逃せない一戦になりそうです。

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史上初の競技も登場！1日中楽しめる開校記念祭！

棒倒しだけじゃない！
学生主体の様々な企画が目白押しの開校記念祭。

鍛え抜いた男子学生が活躍する「棒倒し」に対して、女子学生も活躍する競技として新たに登場したのは〝棒引き〟。
中学や高校の体育祭でもよく見る競技ですが、防大生のみなさんの本気の戦術・戦略で行うと一体どうなるの！？

さらに意外だったプログラムが、記念講堂で行われる「演劇祭」。
テーマ決め、脚本演出、美術、照明も全て自分たちで行っています。
コメディ、時代劇、SF・・・毎年大隊ごとに全く違う演目で、それぞれのプライドをかけて行う競技会となっているのだそう！

ほかにも「観閲行進」「訓練展示」「儀仗隊（ぎじょうたい）」など防大ならではの企画も。

驚くほどにバラエティに富んだ様々な企画がありますが、全てに共通するのがチームで行っているということ！
日頃の訓練や集団生活で培った強い絆があるからこそ成し遂げられるのだと思いました。

キャンパス内にはキッチンカーも登場するそうなので、1日を通してさまざまな企画に参加してみるのがオススメです！

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「令和6年度第72回　防衛大学校開校記念祭」のご案内！

 

【開催日時】
2024年11月9日（土）・10日（日）一般開放9:00〜17:00

【開催場所】
防衛大学校（神奈川県横須賀市 走水1-10-20）

【アクセス】※公式Webサイトより引用
・京浜急行電鉄「馬堀海岸駅」下車（「堀ノ内駅」にて浦賀行きに乗り換え) 京浜急行バス「防衛大学校行き」」、「防衛大学校」下車徒歩約１分
・京浜急行電鉄「馬堀海岸駅」下車（「堀ノ内駅」にて浦賀行きに乗り換え) 京浜急行バス「立野団地行き」、「立野入口」下車徒歩約5分
・京浜急行電鉄「浦賀駅」下車（「堀ノ内駅」にて浦賀行きに乗り換え）徒歩約25分
・JR「横須賀駅」下車、京浜急行バス「防衛大学校行き」、「防衛大学校」下車徒歩約1分

 

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詳しくはこちら→「防衛大学校 開校記念祭」公式Webサイト

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取材協力・過去の開校祭の写真 / 防衛大学校
文・写真 / 編集部