子どもも大人も大熱狂!【観音崎自然博物館】の魅力に迫る!

成松 采実

山と海に囲まれた横須賀市の中でも、特に自然豊かなエリアと言われる観音崎。
その雄大な自然の中に、三浦半島の自然と人との繋がりをテーマとした博物館があるのをご存知ですか?

この記事では、家族連れや遠足で訪れる子どもたちで年中賑わう「観音崎自然博物館」の魅力について探ります。


【観音崎自然博物館】とは?

京急バス「観音崎」バス停から10分ほど歩いたところにあるこちらの建物が【観音崎自然博物館】です。観音崎一帯に広がる「県立観音崎公園」の中にあります。
館内では、三浦半島および東京湾集水域の自然をコンセプトとした展示やイベントが一年を通して行われています。

地理上の特性や周辺で暮らす生き物の様子、人との関わり方の変遷など、三浦地域や東京湾について様々な視点で知識を深めることができるこちらの博物館。


順を追って見学すると、身の回りの自然を通して、地球が抱える課題を自分事化して考えられるようなストーリー仕立てになっています。

子どもも大人も楽しみながら環境問題への意識を高めることができる学びの空間です。

 

 

飼育中の生き物を間近で観察できる

【観音崎自然博物館】では、魚や昆虫、爬虫類といった生き物たちが大切に飼育されています。


一部を除いて、そのほとんどが観音崎周辺の海や山を中心とした三浦半島内で保護されたものなのだそう。

生き物たちの姿を至近距離で見られるので、子どもたちはきっとワクワクが止まらないはず!


日常では巡り会えないような珍しい生き物もいるので、それぞれの解説とともにじっくりと観察してみてください。

また、博物館の庭には、すぐそばの海に生息する魚やヒトデなどに触れられる「タッチプール」もあります。


見るだけでなく触ってみることで、自然界の生き物たちをより身近に感じられるのではないでしょうか。

 

自然と隣り合う環境だからこそ実現する特別な体験ができる

【観音崎自然博物館】の最大の魅力は、自然と隣り合うロケーションを生かした体験活動です。


(出典:横須賀メディアライブラリー)

「タッチプール」のように博物館内で楽しめるアクティビティはもちろん、すぐそばの海辺や森に出向き実施する生物観察会などのイベントが定期的に開催されています。
本物の自然の中で、「見る」「触る」「探す」「採る」といった体験ができるのはとても貴重。観音崎公園の一部として自然と共存しているこの博物館の特権ですね。

ちなみにこちらの博物館では、小学生に向けて本格的な体験・探究活動が行えるプログラムを用意しています。

「キッズ海チーム」は、一年にわたる体験活動を通して、観音崎の海の生物や環境について理解を深めていくプログラム。市外からもたくさんの参加希望が毎年あるそうです。

もう1つは、活動生物学や環境保全における未来のスペシャリストの育成を目的とした「ジュニア生物調査隊」。


小学生からスタートし一般的には何年もかけて活動していくことを前提とした本格探究プログラムです。

プログラムに参加した子どもたちが体験から得た学び、探究してわかった事実などは、館内で展示されています。面白いのでぜひ読んでみてください。

 

遊び心満載で最後まで飽きずに楽しめる

【観音崎自然博物館】でぜひチェックしてほしい筆者おすすめのコンテンツをご紹介します。

 

つりぼりコーナー

 

入館してすぐのエントランスホールにあります。本物の魚そっくり!と、小さなお子様に大好評だそうです。

 

都市伝説コーナー

自然の生き物にまつわる都市伝説を書き込んだ用紙がたくさん!


スタッフさんとのやり取りがおもしろいです。

 

ウシマンボウの実物大模型

こちらは実際に数年前三浦海岸に打ち上げられたウシマンボウと同じサイズなのだとか。目の前で見ると圧巻です。

 

庭の顔はめパネル

観音崎のオーシャンビューが背景というとても贅沢なパネル。ぜひ写真撮影を!

 

ダイオオイカの実物大模型

マンボウは壁に、イカは天井に。全長が長すぎて部屋をまたがっています。

 

「海の資源と環境」のコーナー

海で拾ったゴミや貝殻を使ったアートなどが飾られています。


自分たちの生活と密接であることを実感でき、環境問題への意識が高まりました。

 

特別展示室内にあるこたつ

撮影NGのため写真はありませんが、部屋の中央にこたつが用意されています。手に取った資料をリラックスしながら読んでほしいというスタッフさんの想いを感じます。

 

昆虫標本

昆虫好きのお子さんは大興奮間違いなし!カブトムシやトンボ、蝶など、たくさんの種類を見ることができます。

 

小鳥の体重計

身近でよく見る野鳥の重さをイメージできますか?この体重計でチェックしてみましょう。

 

お土産・グッズコーナー

やはりお土産に欲しくなる専用グッズ。旅の思い出に、おひとついかがでしょうか?

観音崎を訪れた際は、ぜひ【観音崎自然博物館】でこのエリアだけの特別な体験を楽しんでくださいね!

 

ーーー

観音崎自然博物館→公式サイト

電話番号:046-841-1533
住所:横須賀市鴨居4-1120
アクセス:京急浦賀駅からバス「観音崎行」(約10分)腰越下車、徒歩約7分
営業時間:9:00〜17:00(最終入館16:30)
定休日:毎週月曜(月曜が祝祭日の場合は翌日)、年末〜1/1
※7・8月は無休

ーーー

この記事を書いた人

横須賀市在住のフリーライター兼エディター

成松 采実

英語が好きで国際都市横須賀に魅力を感じているワーママ。
(株)ベネッセ出身で得意な執筆テーマは「教育」や「子ども」。

横須賀観光