春こそ散歩でリフレッシュ♪観音埼灯台周辺をおすすめしたい10の理由
成松 采実
少しずつ外出しやすい気候になってきました。家族や仲間と一緒に少し遠出をして、自然たっぷりの観音崎で散歩を楽しみませんか?
この記事では、観音崎散歩をおすすめする10の理由を、実際に筆者が1時間で回った散歩コースに沿いながらご紹介します。
こちらが観音崎公園の全貌です。3月20日より「鈴木敏夫とジブリ展」が開催される横須賀美術館などの主要施設も含め、観音崎のエリア全域に広がっています。
(▲地図は神奈川県立 観音崎公園公式サイトより)
今回歩くのは観音崎公園内の灯台周辺。地図上の赤線でなぞったコースを海側(地図の上側)から時計回りに1周します。
それでは、京急バス「観音崎」のバス停からすぐの【観音崎園地】から散歩スタートです!
1)道が舗装されている&道幅が広く歩きやすい
観音崎公園の歩道は整備されていて歩きやすいです。今回のコースでも、海沿いの道のほとんどに石畳が敷かれていました。
この日は天気がよかったので、ウォーキングで汗を流す地元の方や、散策を楽しむ観光客グループの姿が多く見られました。
道幅も広いので、混雑していても困りません。
2)隣り合う海にふらっと寄り道できる
次のエリアは【海岸園地】。隣り合う海には岩場なんかも自然のままにあるので、寄り道し放題です。
案内によると、浅瀬では実際にイソガニやイトマキヒトデなどの生き物を観察することができるのだとか。お子様に喜んでもらえそうですね。
3)歴史的なコンテンツを楽しめる(仏像編)
少し歩いたところで不思議な洞窟と仏像を発見。
奈良時代のものを復元したこちらの観音像は、船の安全を願いこの海蝕洞穴に納められたと言われているそうです。
洞窟には立ち入れませんが、正面に立つと神秘的な何かを感じます。
4)トイレが清潔
話は変わりますが、ここからすぐのところに公衆トイレが用意されています。
しっかりと管理が行き届いている印象で、清潔感も問題なしです。もちろん多目的トイレもあります。
5)海の透明度が最上級レベル
引き続き【海岸園地】です。この周辺の海は特に美しいので、誰もが足を止めてしまうはず。
なんといっても透明度が抜群なのです。これほど透き通った海を直近で見られる機会は珍しいのではないでしょうか。
6)灯台に続く階段が運動不足解消にちょうどいい
ようやく目的地の「観音埼灯台」の文字が現れました。そして筆者はこの看板を見て初めて気づくのです。
灯台の表記が「観音崎」ではなく「観音埼」だという事実に…!あなたはご存知でしたか?
ここから山の中へ入り、上り坂が続きます。
山を登るほど海から聴こえる波音は遠くなる一方で、木々の隙間から視界に映る海の範囲は広がっていきます。
歩き疲れたら青い海を見てパワーチャージしましょう。
7)観音埼灯台は「登れる」
運動不足による息切れはありつつ、山道を登って5分もかからずに灯台に到着しました!
観音埼灯台は全国に16しかない「登れる灯台」の1つです。
登る場合、大人は参観寄付金として300円を納めますが、小学生以下は無料です。
受付で支払いを済ませ、まずは隣接する資料展示室に。
室内は撮影NGのためご紹介できませんが、灯台の仕組みや、設置された時代背景などが説明・展示されていました。
いよいよ登ります。
灯台の中は階段が螺旋状になっていて、ところどころに外を眺められる小窓がついています。
最上部に到着すると灯台の心臓とも言えるレンズが頭上間近に現れます。
想像していたよりも大きく感じました。とても美しかったです。
階段を上りきると、東京湾を見下ろす最高の眺めが広がります。これぞまさに「登れる」灯台の特権ですね。
せっかくなので1周してみました。
見る方向によって表情が変わる東京湾。その場に居合わせたフォトグラファーによると、時間が経つにつれ太陽の傾きなどで、魅力が変遷するらしいです。
8)レアな艦船に出会えるかも?
帰りがけに受付のスタッフさんに声を掛けられ、双眼鏡を渡されます。
「小さいけど、ちょっとだけ頭を出している船が見える?あれは潜水艦だよ!」
遠すぎて画質が悪いですが、どうやらこれが潜水艦。筆者はラッキーだったようです。
サプライズを一緒に喜んでくれるスタッフさんがいるのも観音埼灯台の魅力の1つだと感じました。
9)休憩できるベンチがたくさんある
灯台に登ったので、もう1つの目的地へと向かいます。
小さなトンネルを小走りで通過したところで、少し休憩を挟みたくなりました。
そんな運動不足の筆者を助けてくれたのが公園内のあちこちに設置されたベンチたち。
体感的には10分も歩けば必ずどこかにあった気がします。休みながら無理なく散歩を楽しめる環境が整っていて安心でした。
10)歴史的なコンテンツを楽しめる(砲台跡編)
無事体力が回復したので再度出発。少し歩くと、2つ目の目的地である「北門第二砲台跡」に到着しました。
かつて陸軍が首都圏防備の要塞として管理していたこの土地。砲台跡が史跡として残っているのです。
草木が生い茂っているせいか薄暗く、この空間だけが異世界のような雰囲気に包まれています。
猿島に降り立った時の感覚と近いものを感じました。神秘的で非現実的。
まるで映画の1シーンに入り込んでしまったかのようでした。
映画の主人公になった気持ちで最後の階段を駆け降りると、少しずつ見覚えのある景色が広がってきます。
1時間かけて、最初の【観音崎園地】に戻ってきました。これにて今回の観音崎散歩は終了です。
その後、心地よい疲労感を感じながら「観音崎」のバス停へと向かった筆者でした。
いかがでしたか?
観音埼灯台周辺は、海も山も歴史も欲張って楽しめる散歩に適したエリアです。
ルートや目的地は自分好みにアレンジしつつ、ぜひ灯台の上でしか見ることができない特別な景色を思い出として持ち帰ってくださいね!
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電話番号:046-841-0311
住所:鴨居4丁目1187
アクセス:京急浦賀駅からバス「観音崎行」(約20分)終点下車、徒歩約10分
営業時間:
3月~9月 土日等8:30~17:00/平日9:00~16:30
10月~2月 土日等8:30~16:00/平日9:00~16:00
定休日:不定休(荒天、工事など)
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この記事を書いた人
横須賀市在住のフリーライター兼エディター
成松 采実
英語が好きで国際都市横須賀に魅力を感じているワーママ。
(株)ベネッセ出身で得意な執筆テーマは「教育」や「子ども」。